ある日、Aさんが常磐線沿いの小貝川の土手が、花いっぱいになったら素晴らしいだろなあと思いました。そこは、常磐線の電車の窓からも、よく見えます。電車に乗っている人もみんな喜ぶだろうなあ。川辺を訪れる人も楽しめるだろうなあ。そう思ったら居ても立ってもいられなくなり、早速Bさん、Cさんに話しました。 ふたりともそれはいいことね、ぜひやりましょうとワイワイ、ガヤガヤ。「コスモ スなんかいいわね」、「私はハーブがいい」、「バラなんかどうかなあ」。それを 聞きつけた、Dさん、Eさん、Fさん、Cさんに誘われたGさん、Hさんなど集まりました。みんな花が好きな人ばかりです。
しかし、ことはそんなに簡単ではなかったのです。その場は、国有地で借りるに は許可が必要だったのです。でも、何回も何回も本当に何回も市役所や建設省事務 所に足をはこび、慣れない書類を作り、ようやく、晴れて使っても良いということになりました。この間、約9ヶ月間。みんなくじけずに、よく頑張ったと思います。
さあ、これからは私たちが力を発揮できるときです。なんといってもみんな花を育てることなら、誰にも負けない人ばかりなのですから。夢は大きいです。最初の場所にとどまらず、小貝川沿いにどんどん広げて行き、花の散歩道をつくれないかな、なんて思っています。10年後、20年後になるかも知れませんがきっと実現したいです。